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在宅失語症者に「言語くん自立編V」を半年間実施した効果検証

聖隷クリストファー大学 リハビリテーション学部
言語聴覚学科 教授 谷 哲夫


慢性期失語症者に対する言語訓練は効果が限定的といわれていて、
しかも発症から1〜2年経つと症状に変化はないとされていました。

また、在宅での訓練効果の報告は極めて少なかったため、今回2年間に亘り、
在宅失語症者に「言語くん自立編V」による訓練効果と横断研究を実施し、その結果、
下記のようなことが示されました。

@訓練効果は、「言語くん」の使用頻度と強い関連があることが分かった。
A「言語くん」で言語訓練を継続していると、訓練効果を維持できることが分かった。
B「言語くん」による訓練頻度が低下すると、言語機能も低下することが分かった。

この事により、失語症者は退院後「生活期」に入るのではなく、
「回復期」が続いていると考えます。

回復期リハビリテーション病棟への入院期間が平均70日と短い現在、
退院後も訓練を続けていくことで必ず効果が表れる。

言語くんはそのお手伝いができるものです。

《在宅失語症者に「言語くん 自立編V」を半年間実施した効果検証》


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